↑これの続きです。
ゴミを片付けずにそのまま放置した理由は、
(故意だと仮定して)片付けたら思うツボだと思ったからです。
かえって神経を逆なでする恐れもありますけどね。
それはそれです。
私は仏壇の夫に向かって文句を言いました。
「あなたはこのいきさつを知っているわよね?」
「誰の仕業かも知ってるのよね?」
もちろん応えはありません。
「やっぱりそばにいてくれてないのね。」
「さっさと別の世界に行っちゃって。そっちのほうが楽しいんでしょ」
と、拗ねたことも言ってみました。
傍で見ていたらクルクルパーですね。
悪い方に考えるとキリがなくて、
終いには命を狙われている、などと
ものすごい方向へ被害妄想が膨らむので
自分でも呆れます。
とにかく、私以外の人の気配がないのが問題なのだ、
そう思ったのですが、
誰彼家に招くのも、はばかられます。
特にこの暮れ間近の時期は皆さん忙しいでしょうし。
そのことばかりに囚われてもいられないので、
普段どおりに過ごしていた一昨日の日暮れのこと。
昼間に買い忘れた物を買いに近所のコンビニへ行きました。
店の入口で見知った顔にバッタリ。
家族ぐるみで仲良くしていた、夫の後輩でした。
会うのは新盆以来です。
「いやー、ご無沙汰してます。先輩に線香あげさせてください」
「どーぞ、どーぞ」
そんなやりとりの後、家に寄ってもらいました。
以前から奥さんに渡したい物もあったのでちょうど良かったです。
「ひとりだと何かと物騒ですから、遠慮なく何でも言ってください」
そう言われて、
ん?
このタイミング。
(ちなみにこの時、ゴミのことは話していません)
思わず仏壇の写真に目を向けました。
夫がウインクしているように見えます。
「やっぱりそばにいてくれたのね。疑ってごめんね」
私も手を合わせました。
「ビビリのヘタレが!世話が焼けるぜ」
そう言っているようにも見えましたが、
別れも告げずに逝ってしまった
夫の罪滅ぼしのような気がしています。
***
昨日は風が強かったせいか、
数日放ったらかされて、干からびた生ゴミは
散り散りに飛んで行ったようです。
片付ける手間が省けました。
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