また会う日まで

40代半ばで夫と死別。人生についての気づきを感じるままに。

男気のある人生?

朝から図書館へ行き、

本をどっさり借りてきました。

この連休は引きこもることに決めています。

 

先日、新盆のための準備で、

提灯や回転灯など、ひと揃え買い物してきました。

それに付き合ってくれた友人と帰りに

お茶した時の話しです。

 

『あなたの旦那さんは男気があったわね』

友人はそう言って、大きくうなづきました。

『あのまま生きててごらん、今ごろあなた大変よ』

 

私の脳裏にあの日のことが蘇りました。

もう意識は戻らないかも知れない、

それでも存在してさえくれればいい、

今後、大変かも知れないけれど

一緒なら頑張れる。

ベットの脇で、夫の手を握りながらそう思っていました。

 

生前、夫は言っていました。

『俺にもし何かあったら延命だけはやめて欲しい、

不自由な体で生き長らえるのは俺にはムリ』

 

それでも

一縷の希望に懸けたいのが人の心理だと思うんです。

夫の意に反していたとしても、生きていて欲しかった。

 

きれい事かも知れません。

命を取り留められても、重い障害が残り、

本人も家族も大変な方が多くいらっしゃることも

分かっているつもりです。

 

友人の気持ちも分かっています。

夫の潔さをたたえ、

私を慰めてくれているのです。

今現在、路頭に迷うことなく生きていられるのは

夫のお蔭です。

 

ただ、私はまだ寂しさから抜け出せず、

『男気あったなら、私を先に看取ってからでしょ?』

と、その日は仏壇に向かって文句をひとこと。

 

夫は

『はあ?』

と、おどけているに違いありません。

  

 

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