また会う日まで

40代半ばで夫と死別。人生についての気づきを感じるままに。

死別でぽっかり空いたこころの穴は

いまだに救急車のサイレンを聞くと胸がギュッとなります。

2年半近く経った今でもあの朝のことが蘇えり思わず目を伏せてしまいます。

ottotosibetsu.hatenablog.com

なんとか今日までやってこれたのは自分の努力はもとより周りの支えがあったからこそ、と感謝してやみません。

あからさまに同情を寄せるのではない、さりげない寄り添いがどんなに嬉しかったことでしょう。あらためて人との繋がりは大切だと思っています。

離れていった人もいますがそれはそれです。細胞が入れ替わるように人との関わりも新陳代謝するのでしょう。

 

ところで、今朝ほど見つけた記事は 村上春樹さんの読者から来た相談に対する応えが素敵でした。3年ほど前にパートナーを亡くされた中瀬ゆかりさんのコラムです。

私はこの記事の最後の言葉に深く共感しました。

『いまの自分にできることは、この空洞のなかに、たくさんの経験や素晴らしい物語を投げ入れていって違うかたちにすることなのだ。それをもし伝えていくことができるのなら、愛する者の不在に苦しむ方の小さな灯になるかもしれない。』

中瀬ゆかり「愛する家族を亡くし、辛い人にぜひ、読んでほしい村上春樹さんの言葉」 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

 

夫を亡くしたばかりの頃の私は早く立ち直りたい一心で右往左往していたように思います。何かしていないとどんどん落ち込んでしまいそうで怖かったのです。

中瀬さんが記されているように私も映画を観たり、本を読んだり、人と会って話すことに没頭してひたすら時間を埋めていました。そしてそれは現在も進行形ですが当初とは違ったおもむきに変化しているように感じます。良い意味で、です。

辛くて哀しい日々は決して無駄な時間ではなかった!そう言い切るには早いのかも知れませんが、毎朝生まれ変わった気持ちで生きるこの頃です。

 

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