また会う日まで

40代半ばで夫と死別。人生についての気づきを感じるままに。

ひとりの冬じたく

私の住む地域は昨日雪が降り、

11月の初雪は54年ぶりとのこと。

少しだけ積もりました。

これは観測史上初らしいです。

 

予報を聞いた前日に、

冷え込むことを予想して

ファンヒーターに入れる灯油を買いに

近くのホームセンターへ。

 

ついでに店内を見て回り、

ストック用に洗剤と猫のエサをかごに入れました。

 

うろうろしていましたら

鍋類が陳列されているのが目にとまり、

予定外でしたが買ってきました。

ひとり用の鍋です。 

f:id:ottotosibetsu:20161125145927j:plain

寒い日はやっぱり鍋にしたくなります。

簡単ですし、洗い物も少なくて済むし。

 

強がりを言ってみましたが

この小さい鍋の画像を撮りながら、

もうテーブルを挟んで

大きな鍋をふたりでつつきあう事もないんだな、

と思ったら涙がこぼれました。

 

夫のいない冬が始まりました。

 

 

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喪中はがきをきっかけに年賀状を考える未亡人

若い頃に比べると

明らかに出す枚数が減りつつある年賀状。

 

今の時代、

繋がりたい人とはメールやLINEで繋がっているし、

ここ何年も会っていない古い知人との

社交辞令な「今年こそ会いたいね」

みたいな文面は、

送る方も貰った方も飽き飽きなのでは?と、

このくらいの時期になるといつも同じことを考えている。

 

実は喪中はがきを出すか出さないかを

少し考えてしまった。

 

それほど親しい間柄でもなく、

ただ年賀状で繋がっている人に

夫が亡くなったことを知らせるみたいで

何となく嫌だな、

というのが正直な気持ち。

 

こんなことで悩む前に、

さっさと年賀状を辞めていればよかった。

 

さて、どうしよう。

 

相談相手はGoogle先生

 

さまざま意見があったけれど

喪中はがきを『出さないのは非常識』という意見が圧倒的で

思わずパソコンのモニターに

「すみません、すみません」となった。

 

喪中はがきは、お知らせではなく、欠礼のお詫びなのだと解り、

さっそく素材集からテンプレートを拝借。

せっせと宛名を印刷し

あとはポストに投函するのみ。

 

ただ、文面に夫が亡くなったことは入れていない。

社会の常識と私の心との折り合いをつけるために。

 年賀状だけの繋がりの人から

「誰が亡くなったの?」などと聞かれることもないだろう、

と思うし、そう願う。

 

 

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満月に寄せる思い~SNSから遠ざかる未亡人

1にち1にち、集中して暮らしているとあっという間で、

もう月もなかば。

おかげさまでなんとか充実の日々を過ごしています。

 

昨夜は月が地球に最接近して大きく見えるスーパームーン

TVニュースやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で話題になっていましたね。

私が住む地域は曇っていて実際に見ることはできませんでしたが、

SNSでは画像がたくさんアップされていましたので、十分満足です。

 

月のリズムは地球に住む人間と密接に関係していると言われています。

 満月はエネルギーが高まるので、

日課のヨガはお休みして、まったり過ごしました。

 

そして何気なく続けてきたSNSについて考えました。

 

SNSは情報を入手できたり、人と繋がる便利なツールで

知ってしまった昨今では日常的に当たり前のように

閲覧したり、発信したりしてきました。

 

夫が亡くなった今、

仕事関連で使用していたアカウントは放置、

私個人は発信はせず、いいな、と思った記事は

ひっそりとお気に入りに入れています。

 

存在感をアピールする必要がなくなった、

その気持ちがなくなった、といったところでしょうか。

また、他人の動向にも興味が失せてきた感じです。

どこに行った、何を食べた、どーでもいいです。

 

メールやSNSでのやりとりは便利ですが、

実際に会って目を見て話したり、

電話で声を聞いて話しをすることのほうが

繊細で微妙な思いも伝わりやすいのでは?

と、考えるこの頃です。

 

せっかくの便利ツールですのに、アナログで申し訳ありません。

今後は必要最低限の利用となるでしょう。

  

 

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寂しさや悲しみからの解放~自分への処方箋

寒い朝、膝に乗ってくつろぐ猫を撫でながら

季節の移ろいを感じています。

 

抱っこが大嫌いな仔なので今だけ特別に

期間限定の『おひざネコ』です。

 

さて、この秋から始めた勉強

今のところ順調に進んでいます。

 

初夏に始めたバレエも下手っぴのままですが、

メイトさんに励まされながら楽しんで続けています。

 

人との関わりや勉強は

寂しさを忘れさせてくれます。

夢中になれる時間を少しでも多くすることで

執着していた悲しみを手放せる気がするのです。

 

嘆き悲しんで生きていても誰も喜びません。

周りも不快に思うでしょう。

伴侶と死別するとあんなに不幸になるんだ、

などと周囲を不安にさせて

ますます孤独になってしまうでしょう。

 

私が今しているのは自分への手当です。

ひとりの時間も楽しみ

人との時間も愉しめる

病院では処方してもらえない時間薬を

私は熱心にこしらえています。

 

 

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昼下がりの未亡人 

淫靡なタイトルですみません。

なんのことはない、

夏日になった今日、近所の眺めのよい場所へ散歩に出かけました。 f:id:ottotosibetsu:20161026224153j:plain

晴れ渡る空に半袖でちょうどいい気温、

気持ちの良いひとときでした。

聴こえるのは

鳥の鳴き声

川の流れる音

枯葉を踏みしめる音

そのなかをただただ歩くことに集中していると

気分もスッキリ。

 

空を見上げると高いところで羽を広げる鳥の姿。

ベンチにはひとりペットボトルのお茶を飲むお爺さん。

 

少しずつ周りを見渡す余裕ができたといったら

大げさでしょうか。

f:id:ottotosibetsu:20161026230307j:plain

階段の上り下りが少々厳しいお年頃。

ここで足腰鍛えて元気な婆さんを目指します。

とりとめもない記事でごめんあそばせ。

 

 

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結婚記念日とエンディングノート

今月は結婚記念日でした。19周年です。

ハワイでふたりだけの挙式をしました。

 

仏壇の横には結婚式の写真も並べていて、

それを見ながら夫に話しかけました。

 

『楽しかったねー』

『私もいつかそちらに行きますよ』

『その時はまたふたりでハワイへ行けるといいな』と。

 

先日、いつその時がきてもいいように、

エンディングノートを見直そうと思い立ち

ノートを開きました。

このノートは東日本大震災の直後に購入し、

私に何かあった時、夫が困らないようにと

口座や連絡先などを記しておいたものです。

 

自分の遺志を残しておこう、

そう思ってノートを開いてみたものの、

特筆、加筆することもなく

ただ眺めて終わりました。

 

私が死んでも誰も困らないことに気がついたのです。

なんと気楽なことでしょう。

これは夫からのプレゼントかも知れません。

安心して日々暮らすための。

 

  

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死別による喪失感を乗り越えるための儀式

2月の初めに

夫が突然死してから

様々な儀式を経験しました。

 

私たち夫婦は

特定の宗教・宗派への関心は無くて、

和洋折衷ならぬ神仏キリスト教ごっちゃまぜ?でした。

正月は神社へお参りして、

お彼岸には義母のお墓参りへ行く、

クリスマスにはケーキとチキンを買ってきて

カンパーイ!

と、いう感じで暮らしていました。

 

夫が亡くなって

仏教式の葬儀をし、

お墓と仏壇を購入、

四十九日の法要、

納骨、百箇日の法要、

新盆などの儀式が続きました。

 

それと

朝晩、仏壇に手を合わせるのと

月命日のお墓参りは欠かしません。

すっかり仏教徒になっています。

 

この一連の儀式は、

死別の喪失感を徐々に克服するために

必要なことだと

最近になって感じています。

 

儀式の準備、場を整えて正装し、

集まった人と会話をすることで

心の整理も知らず知らずのうちにできるのでは、と

そんなふうに思います。

 

吹く風に乗ってきた秋の香りに

過ぎた日々を懐かしく思えるようになったのは

きっといいことなのでしょう。

焦らずのんびりと、この季節を味わいたいものです。

  

 

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