今日は用があって車を運転した。
いつもふたりで通った道を
ひとりで走った。
「ねぇ、よくこの道通ったよね」
見えない夫に話しかける。
もちろん返事はない。
西日を浴びながら
川沿いの長い1本道を走っていたら
たまらなくなって
涙があふれた。
車も
目に映る景色も
あの時と同じなのに
夫だけがいない。
どちらを向いても
どこにもいない。
日暮れはなんて寂しくさせるんだろう。
涙で前が見えないよ。
暗くなる前に家に帰ろう。
いつまでも甘えるな!
しっかりしろ!
そう言って叱って欲しい。
見えなくてもいいから。
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