また会う日まで

40代半ばで夫と死別。人生についての気づきを感じるままに。

未亡人は梅雨の晴れ間に草むしり

私の住む地域はすでに梅雨入りしていますが、 今日は朝からいい天気でした。 お出かけ日よりですけれど ファミリーやカップルが目の毒なので 日曜日は出かけません。 午前中に掃除、洗濯を済ませ、 午後は庭の手入れをしました。 裏庭は竹林に隣接していて、…

話し相手がいることは大事

4回目の月命日のお墓参りを済ませ、 あぁ、丸4ヶ月夫のいない日々を過ごしてきたんだな、 と改めて寂しさが募ります。 家には私ひとりと猫一匹。 絵にすると寂しげですが、 そうでもないんですよ。 猫を飼っていて良かった、と、今心底思います。 私が一方的…

捨てられないもの

3月に夫の四十九日の法要を終えて 徐々に家の中を整理し始めました。 徐々に、と言いましたが、 一気に、のほうが正しいかも知れません。 私は、片付けることで 気持ちを切り替えたかったのでしょう。 手始めは仕事関係の書類。 クローゼットに放り込んでい…

パンケーキの朝

普段、朝食はあまり食べないのですが、 今朝は無性にパンケーキが食べたくなって 朝早くからパンケーキを焼きました。 買い置きのパンケーキミックスで、 さっさっと作りました。 粉を水で溶いて焼くだけの簡単なものです。 甘い香りに負けて、 焼いているそ…

日曜日の未亡人

なんだかイヤラシイ響きですね。このタイトル。 ま、それは置いておいて、 今日は日曜日。 晴れていますが、天気は下り坂の予報です。 午前中に掃除、洗濯を済ませ、 昨日届いたばかりのヴィパッサナー瞑想のDVDを視聴。 誰でも変性意識体験できる三密加持瞑…

線香にこだわり始める

朝昼晩と仏壇にお線香をあげるのが 日課となったこの頃、 今までは葬儀社から貰ったお線香を なんの考えもなく使っていましたが、 ネットであれこれ見ているうちに 変えてみたくなりました。 今回買ったのはこれです。↓ 日本香堂 かゆらぎ 白檀 スティック40…

カラオケで泣かされる

先日お線香をあげに来てくれた 夫の友人の奥さんと仲良しになったので、 お世話になった居酒屋さんに お礼も兼ねて行っていきました。 小さな商店街の一角にある 家庭的な雰囲気の居酒屋ですが、 平日の夜なのに席は埋まっていて、 カウンターで飲みました。…

友情はプライスレス

百箇日も過ぎて 穏やかな日々を送っています。 夫は姿こそ見えないけれど いつもそばにいてくれている、 そんな気がしています。 生前、親交が深かった夫の友人数名が、 自宅にお線香を上げに寄ってくれました。 倒れて入院して亡くなるまで見届けてくれた人…

ひとりのドライブ

今日は用があって車を運転した。 いつもふたりで通った道を ひとりで走った。 「ねぇ、よくこの道通ったよね」 見えない夫に話しかける。 もちろん返事はない。 西日を浴びながら 川沿いの長い1本道を走っていたら たまらなくなって 涙があふれた。 車も 目…

40代男性に多い突然死について考える

toyokeizai.net ネットでたまたま見つけた記事です。 記事を読んで、 正直辛いですが、夫の死因について考えてみました。 「もしあなたが1日にコーヒーを4杯飲むか、栄養ドリンクを毎日のように常飲しているのだとしたら、突然死の危険が迫っているかもしれ…

国民年金の少なさに驚いた

夫を亡くしたばかりなのに 銭ゲバみたいなイヤなタイトルですね。 でもね、 本当に少なくて驚いたんですよ。 うちは自営業でしたので、 国民年金でした。 毎年一括払いでひとり20万弱を支払っていましたよ。 加入してから20年近くですからおよそ400万円。 子…

瞑想で心を整える

朝はヨガの瞑想をしています。 15分ほど何も考えずに呼吸を数えます。 天気が良い日は ウォーキングをしながらの瞑想です。 心が落ち着いてきます。 そして なるべく暇を作らないこと。 仕事を続けるのは良いことかもしれません。 私の場合、 自営業ですので…

同級生と複雑な再会

先日、数年ぶりに中学時代の友人2人と会った。 誘い出してくれた友人は、 久しぶりの電話で私の夫の死を知り、 かなり動揺していたけれど、 実際に案外元気な私を見て安心してくれた。 さて、もうひとりの友人は、 30歳を過ぎた頃からはじけてしまったよう…

お墓参りに行ってきました

ゴールデンウイークも終わりの今日、 お墓参りをしてきました。 月命日には欠かさずに行くことにしています。 そこには夫の骨が入っているのですが、 こんな冷たい石の中に閉じ込められているなんて、 生きていたら耐えられませんね。 なので、やはり魂は私…

愛しい人の誕生日に

先月、あなたの誕生日からタバコをやめました。 今までも、何度か禁煙したり、吸ったりを 繰り返していたけれど、 今度はキッパリやめれそうです。 タバコやめたら、体重も少しは増えるかな。 あなたがいなくなって、痩せてしまったよ。 そう、あなたの誕生…

帰ってきたヨッパライ

お酒が好きで、歌を歌うのも大好きだった夫。 好きなジャンルはロックだったけど、 私たちが生まれる何年か前のヒット曲で、 夫のマネするのが上手くて 大笑いしながら聴いていたっけ。 帰ってきたヨッパライ ホントに死んじまいましたので 洒落になりません…

たまらなく嫌なこと

夫が亡くなってから、 新しく芽生えた感情を持て余しています。 今日、休日のスーパーマーケットは行くもんじゃない、 と思い知りました。 何でって、 年老いたオッサンがウロウロしているからです。 *1 今まで何とも思わずに行き過ぎていた このオッサン達…

遺産分割 夫の想い

四十九日までに やらなくてはいけないことが たくさんありました。 仕事のことは、 夫の関係者がご尽力くださり、 ほとんどのことが片付きました。 納骨を済ませ、 残るは遺産の分割協議でした。 生前、お互いに遺言状をつくろう、 と言っていたのですが、 …

ひとりぼっちのGW

DAI語のようなタイトルになりました。 読んでそのまんま、 ひとりぼっちのゴールデンウイークです。 前回の記事からだいぶ間が空きましたが、 誰にも心配されず ホッとしています。 先日、あややのものまねをする芸人さんが 夫と同じような亡くなり方をされ…

ベットの上の夫は

救急の受け付けで待たされること小1時間。 着ていた服は縦に切り裂かれ、 靴やスマホなどの私物とともに渡された。 承諾書など書類にサインをし、病室へ。 意識は戻らないまま、 全身管だらけになった夫を見て涙が溢れた。 状態の説明は夫の親族を待って行…

この日に限って運転は私だった

普段どおりの朝だったと思う。 ただ、いつもと違ったのは、 起こさないと起きないのに、 この日に限って夫は自分で起きてきた。 自営の仕事場へ向かう車の運転はいつも夫だった。 ただ、この日は違った。 車のキーを私に差し出し、 「運転頼む」と言った。 …

絆 永遠に

今日は仏壇の前で泣いた泣いた。 もう存在しない肉体を求めて、 天井を見上げながら 「そこにいるなら、 私が見えているなら、 何とか言ってよ」 とめどなく流れる涙に意識を向けると、 冷静さを取り戻す。 ああ、私は寂しいんだ。 急に襲いかかるこの感情を…

1歩まえに

来月、百箇日を迎えます。 夫は意識を失ってから3日後、 一度も目を覚ますことなく、旅立ちました。 突然すぎて、 夢を見ているような日々でしたが、 現実を受け入れなくてはならないようです。 私は大丈夫だ、 そう言い聞かせて、あの日からひとり暮らして…