また会う日まで

40代半ばで夫と死別。人生についての気づきを感じるままに。

結婚記念日とエンディングノート

今月は結婚記念日でした。19周年です。 ハワイでふたりだけの挙式をしました。 仏壇の横には結婚式の写真も並べていて、 それを見ながら夫に話しかけました。 『楽しかったねー』 『私もいつかそちらに行きますよ』 『その時はまたふたりでハワイへ行けると…

死別による喪失感を乗り越えるための儀式

2月の初めに 夫が突然死してから 様々な儀式を経験しました。 私たち夫婦は 特定の宗教・宗派への関心は無くて、 和洋折衷ならぬ神仏キリスト教ごっちゃまぜ?でした。 正月は神社へお参りして、 お彼岸には義母のお墓参りへ行く、 クリスマスにはケーキと…

カミングアウトは自分のためだけではない

夫が亡くなったことを 人伝てに聞いて知っているのに、 私自身が言わないので 歯がゆく思っている人がいることに気がつきました。 隠すつもりはなかったのですが まだその時期ではない、と思っていました。 先日会う機会があって、 報告が遅くなったお詫びも…

悲しむ度合いは依存度に比例する?

魔の3連休が終わり 穏やかに日々を過ごしています。 善い書物、友人、仲間に恵まれ 悲しむ時間が失くなりつつあります。 一周忌もまだなのに薄情なのでは? と、自分で自分を訝しむこのごろ あるQ&Aサイトでピンとくる答えを見つけました。 問いは、私と同…

初秋の決意

朝晩涼しくなり、 昨夜は寒いほどで 薄い夏の掛け布団が頼りなく思えたほどです。 夫のいない春と夏が過ぎ、 またひとつ季節が変わろうとしています。 夏の終わりに決めたこと それは大学(通信制)への復学です。 (夫が他界した直後に休学していました) 夫と…

ドリームキッチン

何のことはない、 家でひとり 天ぷらを揚げた話しです。 キッチンの引き出しを整理していましたら、 天ぷら粉(コツのいらない)が出てきまして、 ひらめいたのです。天ぷらを作ろうと。 家で揚げ物はしない主義(単に片付けが面倒だから) でも、思い立ったらや…

寂しさの原因究明

夫のいない今の境遇が宿命と 頭では理解できても 感情はそうとは思えていないようで、 言いようのない寂しさがつきまといます。 この寂しい気持ちを自己分析しますと、 おそらく不安感からくるのだと思います。 健康やお金のことも含め将来のことなど これか…

ひとりで聴く号泣ソング

昨夜、何気なく観ていたケーブルTVで 流れていた歌に釘付けになりました。 その番組は年代別で懐かしいヒット曲を 特集しています。 1980年代の特集で ラストにかかったのは、 サザンオールスターズの 『Ya Ya (あの時代を忘れない) - Wikipedia』でした…

続・捨てられないもの

昨日のことです。 所有している車が壊れました。 運転席のパワーウインドーが ウンともスンとも動かなくなってしまったのです。 窓が開かないのは パーキングの発券機や ガソリンスタンドでのやり取りなどで なにげに不便です。 メカに強い夫は 車のちょっと…

季節が変わっても変わらない想い

まだまだ暑い日が続いていますが もう9月になりました。 夫のいない春と夏が過ぎ、 秋を迎えようとしています。 月命日のお墓参りのたびに 夫が亡くなってからの月日を数えてしまいます。 3年前から10年日記帳を書いていて、 日々それを眺めては 去年の今…

悲しみに溺れてボロボロにならないための教え

愛する人との死別 こればかりは経験してみないと わからない感情でしょう。 私自身、知り合いの年配女性が 随分前にご主人を亡くされ、 未亡人であることを知っていましたが、 その方の気持ちまで知ることはできませんでした。 ある日突然に 愛する人が亡く…

呼吸法あれこれ

生きているあいだには いいこともあれば 辛く悲しいこともある と、知ってはいたけれど 『辛く悲しい』部分を真実として、 身をもって知ったのは 夫を亡くした時からでしょう。 私が本格的にヨガを始めたのは7年前。 その2年ほど前から同居を始めた 実母と…

ある日のこと

うつ病予防のため 天気の良い日は外に出て歩くようにしています。 つい先日、 セミの鳴き声を聞きながら歩いていましたら 左の地面に何やら影が映っています。 虫の影のようです。 『ハチかも!』と身構えて斜め上を見上げましたら 一匹のトンボが飛んでいま…

台風の午後

私の住む地域は台風が接近していて 朝から大雨でした。 昼過ぎに上陸か? という状況の中、車で外出。 美容院へ行ってきました。 朝のニュースで 不要不急の外出は控えるように と繰り返し言っていましたが、 言うほどたいしたことなかったです。 夫がいたら…

新盆 姿を変えて帰ってきた夫

13日の日暮れ 友人夫婦と共に 玄関前で迎え火を焚きました 砂盛に線香を供えた その瞬間 !!! 小指の先ほどの 小さな緑色のバッタが家の外壁にへばりつき、 次の瞬間 ぴょん、と飛んだかと思うと 玄関ドアに引っ付きました。 思わず皆で顔を見合わせて …

ヘルニアのその後

ottotosibetsu.hatenablog.com 整形外科の受診から3週間経ちました。 注射は絶対にしたくない、 と心に決めていたので ここは意地で頑張りましたよ。 与えられたコルセットを一週間腰に巻きつけ、 痛む部分は無理して動かさないようにし、 2度ほど牽引のリ…

もうすぐ半年経ちます

夫が突然死して、 一人で暮らすようになってから もうすぐ半年が経ちます。 新盆の準備に取り掛かるのは 一区切りのように感じています。 お坊さんの手配や親族、知人への連絡などを済ませ、 皆が集まるため、自宅の掃除や おもてなしの料理を考えたり 何か…

最近泣いた歌

もうすぐ リオデジャネイロ・オリンピックが開催されますね。 カーラジオで頻繁にかかっているのは、 安室奈美恵ちゃんの 『Hero』 ・・・今日も昼間に聴いて ジーンときてしまいました。 そして、 私も頑張ろう、と思いました。 この夏は オリンピックを観…

ストレス?身体の異変

魔の三連休も終わり おーやれやれ。 読書、ときどき散歩の日々でした。 さて、ここ最近気になっていたこと。 忙しさや寂しさに『かまけて』気がつかないフリをしていた 自分自身のカラダの痛み。 春が終わった頃から 右の臀部から足の人差し指にかけて 痺れ…

男気のある人生?

朝から図書館へ行き、 本をどっさり借りてきました。 この連休は引きこもることに決めています。 先日、新盆のための準備で、 提灯や回転灯など、ひと揃え買い物してきました。 それに付き合ってくれた友人と帰りに お茶した時の話しです。 『あなたの旦那さ…

同じ親から生まれた人

義兄(夫の兄弟)は進行性のガンに罹患し、 月に2回、抗癌剤治療のため入院しています。 『こんばんは~』と声をかけ 病室の仕切りカーテンの端をめくると TVを観ている義兄の後ろ姿。 その後ろ姿が夫とそっくりで、ドキリとしました。 気配で振り返った義兄…

日々移ろいゆく

夫を突然死という形で亡くしてから 空中にポーンと投げ出されたような そしてそのまま宙に浮いたように 今日まで生きてきました。 いまだに家の中で夫の面影を探してしまいます。 いつも座っていたダイニングの椅子 食後に寝転んでいたソファ 玄関で猫がジー…

生きて残された者の宿命について

今月も命日のお墓参りを終え その帰りの車中で考えたことを記しておきます。 私は日常の足として車を運転します。 免許証はゴールドで、 かれこれ20年以上、無事故無違反です。 それでも 夫は私の運転を嫌い、 二人で出掛けるときは 必ずと言っていいほど…

暑くなってきて気がついたこと

梅雨明けか? と、思うほど暑い1日でした。 午前中は図書館へ。 午後は日用品の買い物。 ここ最近になって 仏壇のお花がすぐに傷んでしまうことに 気がつきました。 朝、花瓶の水を替えても 夕方には濁ってヌルヌルしてしまいます。 そこでひらめいたのは …

夢中になれる時間も大事にしたい

午前中に 習い始めたばかりの バレエのお稽古に行ってきました。 超初心者の私に 辛抱強く教えてくださる先生と、 お仲間に励まされながら頑張っています。 大人バレエのクラスなのですが 自分の娘(いないけど)くらいの女子が 参加していて その、しなやかで…

気分が落ち込んだ時は躊躇せず助けを求める

立て続けに良くないことが起こり、 叩きのめされていました。 実母は数年前から老人ホームにお世話になっていて、 現在も入所中なのですが、 ここ最近、体調が思わしくなく 連日、ホームの職員から電話がきます。 毎週のように救急搬送されていて、 その度に…

葬儀にかかった費用を確認する未亡人

当時の感情は抜きにして クールに葬儀を振り返ります。 葬儀が終わると葬儀社から会葬者名簿が渡されました。 ご会葬くださった人の 名前、住所、故人との関係、香典の金額が、 記された帳面です。 エクセルできちんと名簿を作ろう、 そう思いつつ 今もって…

40代後半で習い事を始めた未亡人

お昼ご飯は先日作ったカレーです。 まだ残っています。今夜もカレーです(泣) ほんとは焼き魚が食べたいんですけど、 合わないですよね。カレーとは。 さて、趣味についてです。 数年前から 夫と休日のたびにテニスをしていたのですが、 もうそれはできなくな…

料理しながら考える未亡人

朝からカレーを作りました。 カレーって気をつけていても たくさん出来てしまうんですよね。 いつもの半分の量で作ったつもりが なぜか増量してるし。 これは何日かけて消費するんでしょう。 カレー臭のオバさんになってしまいます。 この他に、 切干大根の…

お金のことを考えると現実に引き戻される未亡人

この時期、 ポストには毎日のように請求書が届きます。 クレジットカードの請求や 固定資産税、市県民税、国民健康保険料などです。 夫が亡くなって、 保険金や遺族年金(微々たるものですが)が入りましたので、 当面は何とかなるだろう、 などと悠長に構えて…